Inkscapeで星空とオーロラ
こんな感じの空を描いていきます。
星の表現
ベースの星
適度な大きさの円を描きます。
円の色はフィル/ストロークで、フィルのタブにある「?」を押して塗りの定義をなくします。
見た目、円は真っ黒になりますが、タイルクローンで着色します。
タイルクローンの設定
タイルクローンを次の画像のように設定します。
位置や大きさ、ぼかし具合、色あいをランダムにしてちりばめていくイメージです。
作成するとこういう感じになります。
この中で不自然な重なりとか、気になる星があれば削除。
そのあとグループ化しておくと位置を調節したり、左右上下を反転したりと使い勝手がよくなります。
こういうのをいくつか作ります。今回は7つ作っています。
散りばめる星をもっと小さくして、少し大きめの星で実際の星座を描いていくとリアリティが増すかと。
密集部分
次に、もやっと明るくなっている部分を描きます。
まず下の左端のような楕円を描いて、メニューから「フィルター」→「散乱」→「点描画法」を行うと、真ん中のようになります。
それに放射グラデーションをかけると右のように。
色はお好みで調整。
この星の集まりと、さっき散りばめた星を濃い色の背景に配置していくとこのようになります。
オーロラ
オーロラの元
次はオーロラを描いていきます。
下の画像の、左と真ん中ようなものを作ります。
作り方は縦長の楕円を描いて放射グラデーションをかけるだけ。
この2つを重ねると右端のようになり、これがベースの形状となります。
タイルクローンで並べる
この画像のようにオーロラの下描きを描いて、配置するポジションを決めます。
そして左端にオーロラのベースを配置。
そしてタイルクローンで画像のように設定。
作成したものがこちら。
いつもは頼りになるタイルクローンも、今回はここまで。
あとは力技。
オーロラの下描きに沿って、生成されたものを上下させていきます。
100個以上ありますが、30分くらいでできるかと。
仕上げ
配置し終わったら、オーロラの下のラインを引きます。
それをメニューから「フィルター」→「散乱」→「点描画法」。
不透明度を調節して完成。
オーロラのベースを、部分的に上下幅を変えたり、色を変えたり、不透明度を変えたりすることで、いろいろなオーロラが表現できるかと。
これに先ほどの星を合わせれば完成。
山の手抜き感がすごいですが。
オーロラを見せたい場合は星を暗く、星を見せたいときはオーロラを暗くするといい感じ。