やってみよう!ベクター画像

ベジェ曲線でいろいろ描きます

猫 コルクボード焼印風デザイン

 

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今回はクリスタで、猫のノルウェージャンフォレストキャットをデフォルメキャラ風に線画で描きました。
それをコルクボードに焼印したイメージのスマホカバーデザインです。
この制作過程を紹介。

 

 


元絵

 

はじめはこんな感じ。
紙に下絵を描かずに、いきなりクリスタで描くとこの程度。
線を描くのが苦手なので、まあ下絵があったとしても大きくは変わらないかと。

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これをベースに描き込んでいきました。
線の太さにメリハリを出すと良い感じに。

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子猫たちも追加。
頭を大きくして、目を下のほうにすれば、かわいい雰囲気が出ます。

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この子たちを使って、スマホカバーサイズに合うように調整。
横サイズに合わせて、しっぽの位置を前に。
すると、左後脚の前方に空間ができてしまったので、子猫を配置。
レンズ位置を考慮して上中央から左上あたりを空けると、右側がさみしく感じたので文字を縦に配置しています。
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これで元絵が完成。


コルクボード

 

下地のコルクボードははクリスタの無料の素材。
そのままでは画像左のような色なので、レイヤーの合成モードを「ハードライト」に。
その下に画像中央のような色で塗りつぶしたレイヤーを置くことで、画像右のような色のコルクボードにしました。

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ぼかし

 

質感や凹凸を表現する部分です。
元絵のレイヤーをコピーして元絵の上に。
コピーしたレイヤーの描画範囲を選択します。
方法は、レイヤーパネルの赤丸で示したサムネイル部分を、キーボードの「Ctrl」を押しながらクリック。

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その状態で下にあるパネルの「選択範囲を拡張」(赤丸で示した部分)をクリック。拡張幅は3px。

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選択範囲が広がったところで、線の色で塗りつぶします。
メニューの「編集」→「塗りつぶし」塗りつぶしたら選択を解除。

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続いてメニューの「フィルター」→「ぼかし」→「ガウスぼかし」
ぼかす範囲の数値は「14」にしました。
プレビューを見ながらぼかし加減を調節できます。

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レイヤーの合成モードを「オーバーレイ」にすると、描画線全体に薄っすらと縁取りができます。

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輪郭の輪郭

 

焼き印で押し込まれた縁の部分をイメージした部分です。
先ほどと同様に、元絵の描画範囲を選択します。
選択したら新規レイヤーを作成して、見やすくするため元絵はいったん非表示に。

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その状態で下にあるパネルの「選択範囲を縮小」(上の画像赤丸で示した部分)をクリック。縮小幅は3px。

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画面上は選択範囲がほとんどなくなってしまいますが、そのままメニューの「選択範囲」→「境界をぼかす」を選択。
「ぼかす範囲」は3px。
さらにそのままメニューの「選択範囲」→「選択範囲を反転」を選択。
続けてコルクボードより濃い茶色で塗りつぶして、選択を解除。

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もう一度、元絵の描画範囲を選択して、選択範囲を反転。

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茶色で塗りつぶしたレイヤーでキーボードの「Del」。
選択を解除してレイヤーの合成モードをハードライトに。

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このレイヤーを一番上に持っていき、元絵を表示させる。
先のぼかしレイヤーと相まって、深さが現れたかと。
物足りなければ、ぼかしレイヤーと、輪郭レイヤーを複製してやれば、よりくっきりとした印象になります。

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これで完成です。
子猫たちを増殖させつつ、同じやり方で手帳型も作成しました。

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これらは「クリケ」に登録して販売されています。

 

[クリケ|公式サイト オリジナルスマホケース / 会員詳細ページ]

 

上記のリンクから行けるので、もしよろしければ覗いてみてください。

値段をもっと安くしたいけれど、これ以下には設定できなくて。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。