マリトッツォを描いてみる
Inkscapeでマリトッツォを描いていきます。
プレーンなマリトッツォ
生地とクリームだけのもの。
半円を少し崩した形状のものを描きます。
それを複製し、少しずつ縮小して色を濃くしていきます。
形状もちょっとずつ変えていきました。
ぼかしは、一番濃い部分はあまりぼかさず、明るい部分へ行くほどぼかしの数値を上げています。初めに描いたベースの部分はぼかしていません。
下の部分の生地も同じようにして描きます。
クリームはベース部分を描いた上に陰影部分だけを描いて、あまりわからない程度の陰にしています。
クリーム感を出すためにベース部分を複製して、メニューの「フィルター」→「バンプ」→「しっくい」をかけました。そうやってできたものを透明度を半分くらいにして、陰影の上に重ねました。
仕上げに「てり」や「こげ」を追加します。
三日月状のものを描いて、メニューから「フィルター」→「散乱」→「エアスプレー」をかけて表現しました。
画像左のように白っぽくすれば「てり」に、右のように茶色にすれば「こげ」にできます。
下に影を落としてやるといい感じになります。
影は三段階で。一番薄い影はぼかして大きく、一番濃い影はあまりぼかさずに少しだけ見える程度に。
イチゴ入りマリトッツォ
カットしたイチゴを挟んだマリトッツォを描きます。
まずはカットしたイチゴ。
ベースのイチゴ。
円形を描いてからノードツールで変形させると楽。
グラデーションを、両端を赤くして中央へ白くなるようにかけます。
イチゴの中心部分。
グラデーションをかけていないベースを左右に圧縮。
ベースとは逆に、両端が白で中央が赤くなるようにグラデーション。
それをベースの中央に配置。
ペンツールでギザギザを描きます。
それをぼかして、複製して反転させれば完成。
ベースの部分を複製して、少し濃い赤で塗りつぶしたものを用意。若干のぼかしをかけています。
完成したカットイチゴをプレーンのマリトッツォに盛り付けます。
プレーンに付けていた、しっくいのフィルターをかけたものはゴチャつきそうなので消しました。
先ほど作った少し濃い目の赤いものをカットイチゴの背後に置いて少し左右にずらすことで、クリームに埋もれた状態を表現できます。
このまま完成でもいいですが、キャラクター性が強いので目をつけたり、イチゴを食べさせたり、好きなように遊べます。