白羽衣つむぎ
「シドニアの騎士」のに登場する「白羽衣つむぎ」をInkscapeで描きました。
この作品は、移住可能な星を求めて巨大な宇宙船で長年旅をしているという設定上、キャラが同じような顔で、感情も伝わりにくく、さらに触手がウネウネしているような描写が随所にあったりして、観る人を選ぶかと。
しかし兵器や巨大構造物の描写など他では見られない新しさ、展開される人間模様など魅力的要素は満載です。
アニメ1期の主題歌、angelaさんの「シドニア」は神曲だった。
白羽衣つむぎは、敵であるガウナと人間から生まれた融合個体。
巨大な体から延びるコミュニケーション用の触手で意思疎通を果たすのですが、この触手が非常に愛くるしく描かれています。
完結編が5月14日より公開されます。
まあ、自分は今の状況下では見に行けない可能性が高いと思いますが。
まずはペンツールで基本部分を描いていきます。
基本部分はこのような32個のパーツでできています。
次にディティールを追加していきます。
凹凸や陰影、光が当たっている部分などを、鉛筆ツールを使って描いて
いきます。
あとは延々ディティールを追加していくだけです。
オブジェクトの総数を見たところ、陰影などのディティールパーツは531個でした。
特別な技法も必要なく、ただ根気よく続ければ良い感じに見えてくるので自分としてはノーストレス。やり終わった後は爽快感さえありました。
続いて線画を起こしてみました。
オブジェクトの塗りを消してストロークを追加。
ストローク幅は1pxで統一。
線は普段描きませんが、こうして見ると勢いとか迫力とか、色がないために働く想像力とか、そういった塗りにはない魅力があることに改めて気づきました。