Inkscapeで風景を描く 桜のある風景2
桜が咲く季節、浮かれる気分になる人も多いかと思いますが、花粉症持ちの自分にとってはこの時期が一番つらい。
スギ花粉だけのときはそれほどひどい症状は出ないですが、ヒノキ花粉と混ざり合うこの桜の時期が症状が強く出ます。
早くこの季節が過ぎ去ってほしい、という気持ちを現わしたイラスト。
幹
ノードツールでノードを増やしたり、丸めたり、移動させたりというのを延々繰り返すことで、幹を描き込んでいきます。部分的に枝も追加。
一から幹を描くのは苦手でも、ランダムツリーというベースがあれば地味な作業を繰り返していくだけで、なかなか立派な幹ができあがる。
桜の花びら
適当な図形を描いて、メニューの「フィルター→散乱→葉っぱ」をかける。
葉っぱだけど、色によって丁度いい感じの花びら感、まだら感が出てくれます。
これを縮小すれば咲いている桜に。
枝に盛り付けていけば満開の桜になるかと。
散った桜
星型ツールで適度にいびつな形状を描きます。
メニューの「フィルター→散乱→葉っぱ」をかける。
これに、メニューの「フィルター→変形→チョークとスポンジ」をかける。
奥にかけて薄くなるようにグラデーション。
桜の根元において、透明度を変えたりしてなじませる。
花の散った枝と葉
こういう3パターンを作って、枝先に貼りつけていきます。
パソコンの性能にもよりますが、貼り付けすぎると非常に重くなるので、目立つところだけにします。
そのままだと目立ちすぎるので、貼り付けた後で透明度を調節。
雲
メニューの「フィルター→変形→フェルトフェザー」で作成。
詳しくはまた今度やろうかと思います。
単純な図形にかけるだけでいい感じのものになってくれます。
今回は円で。
コツは小さく作ってから大きく拡大すること。
あとフェルトフェザーウィンドウの各項目の数値は結構シビアで、ちょっとの差で全然違うものになります。
整理整頓
これで一応はできました。
しかし全体を見ると非常に雑然としているので整理を。
桜の木が目立つように、徐々に変わっていく様を載せておきます。
最終的に、上には余白があっていいと思い至った。
これで見せたいものをすっきり整理することができた。
これで完成。
あとでいろいろいじって修正していけるのもInkscapeの魅力。
最後までご覧いただきありがとうございました。