やってみよう!ベクター画像

ベジェ曲線でいろいろ描きます

Inkscapeでフワフワな猫を描く

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Inkscapeを使うと単純な丸や三角を組み合わせるだけでシンプルな猫は簡単に描けますが、今回は毛も表現してみます。

 


基本形

星型ツールで基本形を描きます。
次の画像のように、星型で角の数値を多くするとこのような図形が
描けます。

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右下に小さな白の四角形があります。
外の四角を右下に引っ張ると、トゲトゲが大きく、左上に引っ張る
と短くなります。
内側の四角を右下に引っ張ると、内側の円が大きく、左上に引っ張
ると小さくなります。

さらに内側の四角は右上や左下に動かすと、トゲトゲの方向を変え
ることができます。

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ランダム化の数値を変えると雰囲気も変化します。

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好みの毛の長さにし、これでパーツの1つは完成ということで複製して置いておきます。

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次は上から下へ毛が流れているものを作ります。
まず、半分を隠すように長方形を置く。

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メニューの「パス」→「差分」で半分にします。

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それを複製して左右反転。くっつけてからメニューの「パス」→「結合」。

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毛の短いものや、ランダムの数値を小さくしたものなど、必要に
応じて作っていきます。

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胴体

上から下に流れる毛足長めのものを複製して使用。
左右に少し縮めて、微調整ツールで少しずつ形を変えていきます。

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毛足短めのものを使用。
胴体と同様に微調整ツールで整形。

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毛足長めと短めを組み合わせたものを使用。
微調整ツールで水滴のような形に。

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前脚

毛足短めのものを2つつなげて形を整えた。

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後ろ脚

 毛足の長いものを縦長に。

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毛足の短いものを整形。正面の場合は前後共通で使います。
下は平らにしたほうが接地感が出ます。

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毛足長めのものを2つ重ね、差分で三ケ月状に。
上のほうのゴチャッとしたものが気になる場合はノードツールで消します。

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しっぽ

次の画像のようにペンツールで太い線を描いて、そこに毛を重ねていきます。

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完成

作ったパーツを重ねて、目と鼻を描くと完成です。

 

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毛先を整えたり、グラデーションをかけると雰囲気が変わります。

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今回紹介した方法を応用すれば、三毛猫でも、横向きでも、いろいろな猫が描けると思います。

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最後までご覧いただきありがとうございました。